JavaScript - 2019-07-03

Node.jsをバージョン管理する方法-Windows・Mac

Node.jsをバージョンアップする際、アンインストールして入れなおすのは面倒なので、バージョン管理ツールを使って、複数のNode.jsバージョンを使い分けられるようにした際のまとめです。

Windowsの場合

Windowsの場合、nodistというツールを使ってNode.jsのインストールやバージョン管理をおこないます。

nodistのインストール

nodistのインストール

nodist公式ページから最新版のインストーラをダウンロードして、nodistをインストールします。
コマンドプロンプトを使って、nodistがインストールされてコマンドが使えるようになったことを確認します。

nodist -v

0.9.1と表示されました。これでnodistのインストールが成功しました。

※powershellを使用している際に「nodist : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、〜〜〜」というエラーメッセージが出る場合は以下の処理を行う。
powershellを一旦閉じて、「管理者として実行する」から実行します。
その後、以下のコマンドで実行権限を確認します。

Get-ExecutionPolicy

下記の

Restricted

となっているので、これを「Unrestricted」または「RemoteSigned」に変更します。

Set-ExecutionPolicy Unrestricted

を実行し、もう一度「Get-ExecutionPolicy」の実行結果をみて、「Unrestricted」になっていると成功です。

Node.jsのインストール

インストール可能なNode.jsのバージョンの一覧を表示します。
下記コマンドで使用可能なNode.jsのバージョン一覧が表示されます。

nodist dist

ここでは8.10.0のNode.jsをインストールします。

nodist + 8.2.0

次に、使用するバージョンを指定します。

nodist 8.2.0

確認のために、Node.jsのバージョンを確認してみます。

node -v
v8.2.0

v8.10.0と表示されました。これでNode.jsのインストールが成功しました。

Node.jsのバージョン管理

バージョンを確認

node -v

バージョンを指定

nodist 8.2.0

インストール

nodist + v8.2.0

インストール済みのバージョン確認

nodist ls

nodist公式ページのインストーラーを使ってインストールしている場合

過去にnodist公式ページのインストーラーを使ってインストールしている場合、nodistでバージョン指定しても上手くいかない場合があります。
下記の方法で完全にアンインストールしてください。

  1. node.jsのアンインストーラーでアンインストール。
  2. アンインストーラーで消えていないフォルダ・ファイルを手動削除
    C:\program files\nodejs
    C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\npm
    C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\npm-chche
    C:\Users\<ユーザー名>.node_repl_history

Macの場合

Macの場合、nodebrewというツールを使ってNode.jsのインストールやバージョン管理をおこないます。

nodebrewのインストール

ターミナルを使ってnodebrewをインストールします。

brew install nodebrew

nodebrewがインストールされてコマンドが使えるようになったことを確認します。

nodebrew -v

nodebrewのセットアップ

nodebrew setup

環境変数の設定
.bash_profileに以下を追記

export PATH=/usr/local/var/nodebrew/current/bin:$PATH
export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH

環境変数の反映

source .bash_profile

Node.jsのインストール

インストール可能なNode.jsのバージョンの一覧を表示します。
下記コマンドで使用可能なNode.jsのバージョン一覧が表示されます。

nodebrew ls-all

ここでは8.10.0のNode.jsをインストールします。

nodebrew install-binary v8.2.0

次に、使用するバージョンを指定します。

nodebrew use v8.2.0

確認のために、Node.jsのバージョンを確認してみます。

node -v
v8.2.0

v8.10.0と表示されました。これでNode.jsのインストールが成功しました。

Node.jsのバージョン管理

バージョンを確認

node -v

バージョンを指定

nodebrew use 8.2.0

インストール

nodebrew install-binary v8.2.0

インストール済みのバージョン確認

nodebrew list
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